うつ病の症状を知って対策しよう|専門クリニックでの治療方法

医者と看護師

心の変調に気づいたら

叫ぶ男性

さまざまな兆候

うつ病患者は年々増加していると言われています。かつては「心の風邪」などと呼ばれたこともありましたが、放置して悪化させた場合、死を願うこともあるのですから軽視できません。うつ病に発展する前のうつ状態になると、いくつかの兆候が表れます。この時点で気づいていれば、重症化せずに心の健康を取り戻すことも可能です。以下の点に思い当たる節があったならばうつ状態を疑い、ストレスを軽減させることを考える必要があります。悲しい出来事や嫌な出来事があった日は、誰でも気分が沈みがちになります。特にそのような理由もないのに、沈んだ気分が何日も続いているなら、うつ状態が疑われます。そのようなときは趣味や娯楽もあまり楽しめず、身近な人が笑っているのを見ても同調する気分になれないものです。他の原因が考えられる現象であっても、疲労感や不眠、食欲の低下、集中力の低下といった複数の症状が重なっている場合、うつ状態との関連を疑ってみる必要があります。逆に異常な食欲増進によって体重増加が見られる場合も要注意です。

自分で自分の心を治療する

以上のような兆候を自覚していても、我慢できないような身体症状がない限りは医療機関を受診しない人が多いものです。そうしたうつ状態を放置した結果、やがては明確なうつ病の段階に移行することも懸念されます。この時点に至って初めて自分でも変だと気づき、多くの患者は心療内科や精神科を訪れるのです。医師に相談しなければならない段階になると、精神的な症状もかなり悪化しているケースが多くなります。うつ病は悪化すればするほど治るのに時間がかかる病気です。治療が開始されたら担当医や臨床心理士を信頼し、無理をしない範囲で指導に従うことが大切になります。うつ病の症状を改善させるためには投薬治療の他にも、多くの場合で心理療法が行われます。精神科医や臨床心理士との対話を通じて、自分の心とも向き合っていくのです。その際には従来と異なる視点で自分の心を客観的に観察することが、症状改善に向けて大きな力となるものです。強い罪悪感や悲しみの感情、この世から消えてしまいたいというような考えは、視点を変えることによって克服することが可能なのです。心の変調に気づいたときから、うつ病の治療は始まっています。心療内科や精神科は、患者が自分で自分の心を治療していくための手助けをしてくれる存在なのです。